名鉄の特別車両券「ミューチケット(μチケット)」が、2021年3月15日(月)以降の急行列車で初めて発売されます。
名古屋鉄道は、平日朝時間帯の急行列車のうち新鵜沼駅始発の2本について、3月13日(土)から特別車両券ミューチケットを発売すると発表しました。対象列車は、一部特別車の特急車両を使用している新鵜沼駅6:00発・豊川稲荷駅行および、同駅6:16発・河和駅行の2本の急行列車です(時刻表は下表を参照)。
これらの列車は現在、特別車両を締め切り扱いとし、一般車両にのみ乗車可能となっていますが、3月15日(月)以降の平日ダイヤ実施日はミューチケットを購入のうえ特別車両を利用できるようになります。これまでミューチケットは、「ミュースカイ」「快速特急」「特急」として運転する列車で発売されてきましたが、急行列車に対して発売されるのは初めてのことです。
名鉄では、車内の混雑緩和および、通勤時間帯の着席サービス拡大を図るために実施を決めたとしています。
発売金額は1乗車360円で、3月13日(土)から発売されます。発売箇所は名鉄の出札係員配置駅(弥富駅、赤池駅を除く)の出札窓口、名鉄名古屋駅サービスセンターおよび、特別車停車駅のタッチパネル式自動券売機(中小田井駅・下小田井駅には設置がありません)です。また、「名鉄ネット予約サービス」でも3月13日(土)以降に購入できるようになります。
今回ミューチケットの発売が拡大される2列車は、「乗継ミューチケット」および、2021年5月以降の「ミュー定期券」(4月1日(木)から発売)の対象となります。
なお、駅の行先表示器や時刻表では、上記の急行列車が「一部特別車」であるという案内は行われないとのことです。また、特別車両の側面には「締切」と表示されますが、ミューチケットを購入のうえ乗車できると告知しています。